第32回セミナーは「災害に役立つ段ボール活用術 」をテーマに、施設にある様々な段ボールを使って、
「段ボールベッド」と「段ボールトイレ」作りを体験しました。
まずは大津市社会福祉協議会の奥野佑樹さんから、平成30年7月に起こった豪雨災害における被災地
支援活動についてご報告いただきました。
アンケートでは、
「実際のボランティア活動を写真で見て話しを聞くことで、復興の大変さを改めて実感することができました」
「被災地の状況を知り、何ができるのか、何が役に立つのかを考えてボランティアに行くべきだと思った」との
ご意見が。テレビなどの報道では得られない、現場の生の声をお聞ききすることができました。
「避難者に優しい段ボールベッド」「災害時のトイレ問題」について少しご説明させていただいた後、本日の
目玉、「段ボールベッド」と「段ボールトイレ」作りに挑戦です。
「人が載っても大丈夫なように補強をしっかり入れて‼」
「案外寝心地がいいかも‼」
「便座の穴ってこんなもんかな?」
「それ座る向きが逆やないの?」
各グループともわいわいと楽しみながら見事完成‼
その後はグループでの意見交換。一緒につくった仲間同士、話も弾みます。
「災害があったらいつも行きたいと思うが、実行になかなか移せない」
「気持ちに寄り添い、その人にとって大切なものを大事にする」
「(段ボールベッドやトイレが)思ったより短時間、少しの力でもできた」
「実際にやってみることが大事‼」
今回、初めて参加してくださった地域の方から「今後の勉強会に参加したいので連絡ください」との嬉しい
お言葉をいただきました。テーマやセミナーの内容についていつも悩んでおりますが、「また参加したい」
というお声で「次回もがんばろう‼」という気持ちになります。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。