1か月くらい前の話で恐縮ですが、10/25、担当2コマ目となる初任者研修の講義に行ってきました。
テーマは「介護の基本的な考え方」
このテーマ、テキストではわずか3ページ分。
3ページの内容を3時間の講義で展開します。
いい勉強になりました。
最初はどうやって膨らましたらいいかと思いましたが、
組み立てていくと伝えたいことが結構あることに気がつきました。
退屈しないようにグループワークも入れてやってみたところ、
確認テストを入れてジャスト3時間!
うまい具合に展開できました。
今回担当した2コマで要領がつかめたので、3時間枠の講義は今後も何とかなりそうです。
テキストをベースにこれまでの経験などを交え、大切にしていただきたいことを伝えてきました。
以下、当日の資料をいくつか載せてみます。
「常識」って普遍的なものではないんですよね。
介護の仕事においても、ご利用者の生きてこられた時代の常識を知らないと、
話がかみ合わないなんてことも生じます。
介護技術はもちろん大事ですが、時代背景を知ることも大切です。
また、自分の持っている「常識」は常に更新し、
アップデートしていくことが大切です。
これができていないことがハラスメントの原因になったりもします。
「常識の更新」
リーダー的なポジションにいる方は特に意識していただきたいところです。
介護は医療ではありませんので、悪いところを治そうとするものではありません。
ご利用者のいいところを見つけ、その気になるようそそのかし(笑)、
生活や関係の再建をしていくことが介護の仕事だと思っています。
介護の仕事と聞くと、入浴介助や排泄介助、食事介助ばかりが浮かぶかもしれませんが、
本質はご利用者の人生に寄り添う仕事。
奥が深くて、学ぶことばかりです。
こんなやりがいのある仕事はありません。
最後はイソップ寓話で知られる「3人のレンガ職人」というお話をしました。
いくつになっても
「志」忘れずに生きていきます!