11月14日(水)、今年も大津高校の人権学習の一環で、「高齢者体験」の枠にお邪魔いたしました。
老化による身体の変化とそれに伴う心理的変化、様々な環境の変化や喪失体験などに触れ、
脳卒中などの後遺症に多い、半身麻痺の状態を体験していただきました。
さらに、左半身麻痺の体験を選んだ方には「同名半盲」、
右半身麻痺の体験を選んだ方には「失語症」の症状を加え、
身体的不自由と共に、代表的な症状を感じていただきました。
大事なのは想像力。
何かを感じていただけたら嬉しいです。
↑半身麻痺想定で階段昇降↑ ↑軍手をはめ、手の感覚が鈍っている想定での豆つかみ↑
ところで、一般的に左半身麻痺のことを「左マヒ」、
右半身麻痺のことを「右マヒ」と言いますね。
しかし私たちはそのような言い方はしません。
「左マヒ」の方は「右利き」、「右マヒ」の方は「左利き」としています。
その方のできない部分を見るのではなく、できることに着目して、広げていきます。
生徒の皆様に説明しながら、改めて介護の原点を振り返りました。
皆様ありがとうございました。
なお、この日の前後には日吉中学校から4名、5日間、
滋賀短大付属高校から4名、3日間、
それぞれ就労体験に来られていました。
若い皆様、介護の仕事は楽しいですよ。
将来の選択肢として、是非視野に入れていただきたいと思っています。