11/8は皆既月食でしたね。
月食が始まる前の夕方も、まん丸の月がとても大きく見えて、
送迎しながらご利用者と一緒に喜んでいました。
今回の月食は天王星食も一緒だったとかで、これは442年ぶりの出来事だったそうです。
さすがに天王星は肉眼では見えませんでしたが、
442年ぶりという話に、悠久の時を思いました。
皆様、ご覧になりましたか?
よく晴れていたので、まつもとからもとてもきれいに見ることができました。
この日は貯筋部でしたので、貯筋部に参加してくださった5名の方と一緒に、
体操の合間合間に見ていました。
「欠け始めてる!」
「さっきより欠けてる!」
「ほとんど欠けた!」
と、ワーワーキャーキャー言いながら天体ショーを楽しみました。
みんなで空を見上げるって、なんかいいですね。
赤銅色の月、宇宙の神秘を感じますねー
こんな月を、一人ではなく、みんなで「わー」と見上げたのが楽しかったですね。
ひとりの時間をこよなく愛する私ですが、
このようにみんなでワイワイするのはまた別の楽しさがあります。
心が温まるという感じでしょうか。
人間って、関係性の中で生きているんですよね。
いろいろな人がいろいろな形で自分に関わっていることで、
自分という存在が浮かび上がってきます。
ひとりで生きているようで、実は生かされているんですよ。
仏教で言う諸法無我とはこういうことかなーと私は解釈しています。
なので、関係性がゼロになってしまったら、
それはある意味、自分が存在しなくなってしまったことに等しいと言えるのではないでしょうか。
これは、高齢者を取り巻く問題でもありますね。
関係が次々に絶たれてしまうのは、ボディブローのようにじわじわと効いてきます。
では、様々な関係性がなくなってしまったらどうすればいいでしょう。
そのときは、関係性の再構築にチャレンジです。
私たちの仕事は介護の仕事ですが、
その中の大きな核として、「関係の再構築」が挙げられると思っています。
介護というと、移乗介助とか、入浴介助とか、排泄介助とか、
介助するという行為に目が向けられがちですが、
その根幹をなすのは、関係の再構築ではないかと思っています。
認知症を患ったとしても、「この人なんか知ってる気がする」という感覚は確実に残ります。
「あんたたちに会えたのは悪くなかった」
そんなことを思っていただけるような仕事を心掛けたいと思っています。
貯筋部の皆様と皆既月蝕を見たことで思ったことを書いてみました。
関係の再構築としてのデイサービス、いかがでしょうか。
ちょうど今、少し空きが出ています。
ちなみに、関係の再構築には貯筋部もお勧めですよ!
どちらもお気軽にどうぞ♪