9/20(水)に実施しました“第26回地域ケアを考えるセミナー”は、
「災害時に人の命を救うための行動を学ぶ」というテーマで、参加者の皆さんに
災害対応シミュレーションゲーム「ダイレクトロード」を体験していただきました。
「ダイレクトロード」は、神戸市消防局が作成されたカードゲーム型の防災研修教材
で、南海トラフ地震直後1時間をシミュレーションする「海辺の町」というゲームを
通して、地震直後の行動を習得します。
28枚の情報カードから町の位置関係を割り出しつつ、被害状況の把握と対処方法を
見つけます。そして4種類の指示書を作成して、周りにいる人(役)に的確な指示を
出せればゴールです。6人で1チームとなりゴールまでの時間を競います。
各参加者は4~5枚の情報カードを受け取りますが、自分のカードは他のメンバーに
見せることはできず、全て言葉にして伝えなければなりません。
災害時に人の命を救うために必要な現実的で具体的な方法を、地域の方、実習中の
専門学校生、当施設職員が協力して楽しみながら学びます。
ゲーム終了後は、グループでの振り返りと意見発表の時間です。
「一人ひとりの持っている情報が少なくても、周りと協力することで多くの情報を
得ることができ、大きな力になった」
「どんな小さな情報でも声を大きくして皆に伝えることも大事だと思いました」
「誰がどのようにリーダーシップを発揮するのかが重要に感じた」
参加者の皆さま、多くの貴重なご意見をありがとうございました。
神戸市消防局では、津波の心配のない内陸の町を舞台とした、ダイレクトロード第2弾
「内陸の町」も完成されたそうです。こちらもぜひ体験してみたいと思いますので、
興味のある方はぜひご参加下さい。