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第30回地域ケアを考えるセミナー開催‼

  • 2018.07.03
  • 特別養護老人ホームショートステイデイサービス

第30回地域ケアを考えるセミナーのテーマは、

ひきこもりを地域の課題として考える ~「助けて」と言える地域づくりへ“彼らの本音や願い”を聞く~。

講師は昨年に引き続き、さわらび福祉会 常務理事 金子秀明さんです。

 

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今回のセミナーでは、平成30年3月に さわらび福祉会 さんが発行された、

“ひきこもり者と家族に学ぶ公私協働による地域づくり事業「事例集」”を参加者に配付してくださり、

事例に登場される当事者の方々の生の声を聞かせていただきました。

 

最初のページ(事例集の性格)に、「本事例集は、ひきこもり支援に取り組んでいる、もしくは

これから取り組もうとする市町や県の行政機関、社会福祉協議会や相談支援事業所等の福祉機関、

教育関係機関、診療所等の医療機関といった、専門機関に配布し、実際にひきこもり当事者や家族

支援に活用していただくために作成した」と記載されています。

 

知識として学ぶだけではなく、具体的な動きにつなげていくためのもの。

『このセミナーは、“誰もが安心して暮らせる地域づくり”のために、“皆で意見を出し合う”⇒“できる

ことから実践”を目的としております。「自分(施設)は何ができるのか」を一緒に考えましょう』という、

本セミナーの趣旨をあらためて思い起こしながらお話をお聞きしました。

 

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主任相談支援員として多くの当事者の方々と関わってこられた 北出篤嗣 さんから、実際の支援現場での

出来事や支援員としての思いを伝えていただき、いよいよ“皆で意見を出し合う”グループワークです。

 

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グループ発表では、

『当事者は自分自身で「助けて」と言えない。周りの人が気づいてあげる、誰かが気づいてヘルプを出す』

『目指すのは働くこと?もっと違う社会参加の仕方があるのでは?働いていなくても同じ地域の一員として

人とつながれるようになれば』

『“普通”とは何なのか?難しい。普通という感覚自体、私たち個人個人がつくっている』

など、4つのグループそれぞれから多くの意見を聞くことができました。

 

アンケートでは、

『頑張っても頑張っても自分では解決できないことを、周りの理解が無いために更に追い込まれていって

しまう。また、生まれつきの障害のために不得意なことを「なぜできない?」と責められる。当事者の立場

になり考えると壮絶な日々を送っておられるんだろうなと感じました』

『孤立している方が地域にSOSを出すことのハードルの高さを感じました。助けてほしい時に言える相手、

言える場があることが大事で、でもまだまだひきこもりや精神・発達障害への理解の低さに課題があると思

います。それを発信していけるのは、当事者や当事者の声を代弁できる人しかいないのかなと感じました』

など、たくさんの思いを伝えていただきました。

 

“できることから実践”… 私たちにできることは何か。

まずは、“ひきこもり”に限らず、なんとなく「話題に出してはいけない」と思われているワードに対して、

自分事として考え、日常の会話で出せるようにしていくこと。

「助けてほしい時に言える相手」がいる。そんな「言える場(居場所)」について、引き続き地域の皆さま

と一緒に考えていきたいと思います。

 

講師の金子さん、北出さん、ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

 

平成30年6月27日(水)開催 参加者23名

 

 

ボランティアコンサート開演!

  • 2018.06.25
  • 特別養護老人ホームショートステイデイサービス

poco a pocoさんによるコンサートが開催されました。

フロアは音楽や歌を楽しみにしておられたご利用者様、ご入居者様で一杯に。

普段は生で聞くことができない演奏などを聞かせて頂くことができ、

梅雨のうっとおしい中、ほっとできるひと時を過ごすことができました。

ご利用者様、ご入居者さまの中には、一緒に口ずさむ方も多くみられ、

有意義な時間であったのではないでしょうか。

また、このような時間が持てたらなぁーと、poco a pocoさん

に再公演を懇願してしまいました。

poco a pocoさん、本当にありがとうございました。

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カーサ茶屋開店!

  • 2018.06.17
  • デイサービス

お久しぶりの投稿になり申し訳ございません!

5月に行ったイベントについてご紹介させて頂きたいと思います。

 

カーサ月の輪デイサービスでは、5月25日~31日までの一週間、お茶週間としましてお風呂は緑茶風呂、おやつはお抹茶とお茶菓子を提供させて頂きました。

題して「カーサ茶屋」!!!

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お茶菓子も2種類ご用意させて頂きました。

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1日目のカーサ茶屋の店員さんは撮影NGなようです!(笑)

普段お抹茶をたてることがなかなかないですが、ご利用者様に聞きながら一生懸命にさせて頂きました!

 

それでは、ご利用者様のご様子をご覧ください!!

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御自身で「やりたいわ~!」と仰られたご利用者様も多くいらっしゃいました。

男性のご利用者様もご自身で点てておられました。

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「お抹茶たてたの、いつ振りかしら?」「懐かしいわ~」等、仰られながら楽しまれていました。

御自身でたてた抹茶の味はまた格別だったのではないでしょうか。

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「美味しいわ~!」ととても喜んで下さり、「貴方、お茶習ってるの?上手に点ててあるわ」など、お褒めの言葉までいただいちゃいました!!

「なかなか家ではできないからうれしいわ。」等のお声もありました。

女性の方は昔お茶を習っておられた方も多く、点てる手つき・飲まれているお姿がとても上品で素敵でした!

また、お風呂の後で疲れて休んでおられたご利用者様も「お抹茶だけは頂きます!!!」と飛び起きられるほど楽しみにして下さり、好評に終わりました♪

これからも、皆様に喜んで頂けるようなイベントを開催させて頂けたらと思っております。

 

~おまけ~

緑茶風呂の様子です!

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とてもいい表情をされていますね!

笑顔が素敵です♪

 

 

第30回 地域ケアを考えるセミナーを 6/27㈬ に開催します

  • 2018.06.12
  • 特別養護老人ホームショートステイデイサービス

平成25年度スタートの “地域ケアを考えるセミナー” も次回でなんと30回目‼

日時は、平成30年6月27日(水)18:30~20:30

テーマは、

ひきこもりを地域の課題として考える

~「助けて」と言える地域づくりへ “彼らの本音や願い” を聞く ~

講師は、

社会福祉法人さわらび福祉会 常務理事 金子 秀明 さん

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昨年の第24回セミナーでは、

「ひきこもりとは? まずは知ることから  ~ ひきこもりの人と家族の支援について考える~」

というテーマでご講演をいただきました。

 

「目に見えないことは理解してもらえない」「本人のしんどさが見えにくい」

「見た目で判断される(身体的な障がいが見られない)と、怠けていると誤解されてしまう」

「働いていない負い目」...

いろいろなことを教えていただきました。

 

“知ることから” の次は “具体的な支援” につなげたいという思いで、今年も講演をお願いした

ところ、「ちょうど、聞き取りをして事例集を作成していますので、彼らの本音や願いをお話

できればと思います」と嬉しいお返事をいただきました。

 

一人では何もできないかもしれませんが、みんなで考えれば何かが生まれるかもしれません。

“夜の子どもの居場所づくり(フリースペース)” もこのセミナーでのご意見から始まりました。

難しい話をするのではなく、自分は何ができるのかを一緒に考えてみませんか。

 

参加申込用紙はこちら ⇒  第30回地域ケアを考えるセミナー(参加申込用紙)